校長あいさつ
皆さま こんにちは。
慶留間小中学校のウェブサイトをご覧いただき、ありがとうございます。
はじめに、本校の良さをご紹介します。本校の特色は、大きく3つあります。
まず、第一に、学校を包む、豊かな自然環境です。本校の立地する座間味村は渡嘉敷村とともに「珊瑚礁が発達し、
魚類が豊富に生息する」として、2005年にラムサール条約に登録され、2014年には慶良間諸島国立公園に指定されています。
本校を訪れる皆さまが、校舎の窓から臨む海の輝きをご覧になり、「こんな美しい自然環境の中で学ぶ子どもたちは幸せですね。」
とおっしゃいます。日常的に豊かな景色に囲まれて学ぶことだけでも貴重な体験ですが、本校では、自然にかかわる教育課程を豊富
に編成しています。釣り・潮干狩りを楽しむ海歩きや遠足などの学校行事、海の生き物や天然記念物「ケラマジカ」を観察する理科
の学習、、シュノーケリングや遠泳を楽しむ水泳学習、総合的な学習の時間には、特産の鰹を燻製にする「なまり節」作りの学習、
珊瑚礁に関する学習などの自然体験学習です。
第二に、温かな地域の皆さまとのかかわり。人的環境です。入学式、運動会、卒業式など、学校行事には、地域住民の皆さまが一緒に
子どもたちの成長を祝い、行事を一緒に楽しみます。特に、自然にかかわる学習は、地域の方々のご協力、ご指導によって、
安心安全が保たれ、地域ならではの活きた知識、技能を学ぶことができます。また、平和月間には、戦争を経験されたご長老のお話を聞くなどして、
慶留間島民の苦難の歴史に触れ、平和への思いを新たにします。
第三に、少人数の教育環境です。令和6年度の児童生徒数は、小学生5名、中学生4名、合計9名です。ですから、
各教科の授業もマンツーマンに近い形で、個に応じた充実した指導を行うことが可能です。また、学校行事、児童生徒会活動、体育、給食、清掃などは、
小中合同での活動がほとんどで、それぞれの学部、学年に応じた、責任ある態度が促されます。さらに、縦割り活動など小中が連携した活動によって、
学習面や生活面の自覚が醸成されていると考えます。
そのほかにも、多く、慶留間島の地の利を活かした教育を展開しております。
最後に、本校ウェブサイトは、学校の紹介だけでなく、子どもたちが情報発信能力を高め、主体性と創造性を発揮する場として、
活用していきたいと考えております。特に、「from student」のリンクページは、先生方と子どもたちの手による「HTMLコード入力」作成です。
今年度も試行錯誤を重ねながら、学習の成果や思いを発信していく予定です。
今年度も慶留間小中学校をよろしくお願いいたします。
2024年4月3日
座間味村立慶留間小中学校 校長 宮里 安英